うそつき 〜嘘をつくたびに眺めたくなる月〜
- 作者: 日日日
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 文庫
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続き。こっちも一応読了しました。
極々個人的に感情移入しすぎて、なかなか読み進むのが遅かったです。なんというか、落ち着いてからもう一度読んでみたいと思っています。
でも、雑感綴るよ!ネタバレをそれなりに避けつつ、気に入ったワードを探るのはちょっと難しかったです。
映画『私の優しくない先輩』の原作者・日日日(あきら)が描く、ラブストーリー。
ねぇ、愛ってなに?
ないと死んじゃうものなの?「好きってなに? 愛してるってどういう意味?」――16歳の少女・竹宮輝夜(たけみやかぐや)には“好き”という感情が分からない。次々とつき合う男を取り替えても、その感情を理解できない輝夜は、周囲に、そして自分の気持ちにすら嘘をついて傷ついていく。そんな彼女のそばには、輝夜を見つめ続けてきた幼なじみの沖菜くんがいて……。素直になれない少年少女の恋の顚末は――?高校生たちの奇妙な日常を描く、香奈菱(かなびし)高校シリーズ第2弾。
少々、ネタバレの危険性有り。
P6L17 現実はドラマよりも薄情で、映画よりもずっと理不尽なものなんだよ。
P20L12,13 強くならなくてはならなかった。誰よりも。ひとりっきりでも生きていけるくらい、ひとりっきりでも苦しくないくらい、強く、逞しくならなくてはならなかった。
P30L3 煩わしいことに関わって、疲れたり傷ついたりするのは嫌だもの。
P46L6 だいたい、恋人はひとりじゃなきゃいけないって、誰が決めたの?
P72L6,7 だったら教えてよ。誰も傷つかず誰も失わない夢みたいな方法があるならさ、あたしに教えてよ。
P83L7 やっぱり、あなたも、ただあたしを支配したいだけなんじゃないか!
P98L10 「−−私は誰かを好きになっても、愛したりしないって決めているから」
P114L13,14 だから妬ましかった。あたしのそばには太陽がなかった。自分で遠ざけていただけのくせに。
P147L17 「……俺は、おまえの寂しさを救えない」
ということで、僕の目線が切り取った「うそつき」でした。
上にも述べたとおり、個人的な目線が強くて、まともな感想をアウトプットできる自信がな(ry
まぁそんなのいらないよね(´・ω・`)
展開に関してはある程度先を想像して読めるくらいで、ストレスなく読み進められます。やはり、日日日さんは読みやすい文章を書くような印象があります。あと、ちーちゃん(ry読んでても思いましたが、キャラ描写が端的で伝わりやすくてすごい。それもあっての読みやすさなんですかねー。最後まで読むと、プロットとしては簡単でちょっと変わっているが「王道学園青春」のような印象もあるけれど、「あーはいはい、いつもどおりの展開ね」みたいな感じではなかった。惜しむらくは、新装版になるにあたって60Pほど減筆修正されていたらしいこと。どうせなら、そっちを読んでみたかったかなぁってぐらい。
おうふ、日本語になってないのぜ…日本語をまとめる能力も欠如しつつある…
しばらくリハビリ的な日記にお付き合い下さいまし。
そんな感じー。