Triplaneta変

ELECTROCUTICA*1様より「REVERSUS」というアルバムの「Triplaneta」feat.F9という曲。

色々と歌詞のモチーフを考えていたら、まとめてって嫁に言われたから久々にエントリを書きます。考察のようなそうでないような。

※注意
以下に書かれていることは勝手な解釈であり、個人的な意見です。本家様の意向を述べたものではありません。聞き手自身が感じ取ったものこそが真実だと思いますのであくまで参考程度までに。

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  • くすんだ珊瑚が零れる(くすんだすながこぼれる)

珊瑚と書いて「すな」と読ませている箇所。星の砂*2のイメージなのかと。まぁ厳密には珊瑚と星砂は違うはずですが…でも色合いはくすんでるし手にすくったら零れる細かさだし、間違ってない気もします。

  • 氷海

南極のイメージ。冬の季語らしいけど。最後の方にある

不結(ふゆ)の日

読みの音実をなさないっていう意味でと掛かってるような気もします。ちなみに南極付近の氷海では南十字星とオーロラが綺麗に見えるそうです。

  • 構造色の夜空(みせかけのそら)

planetarium(プラネタリウム)というキーワードを思いつきました。というのも、このちょっと前にある歌詞で

光屑(ほし) つかめたら
ただ 消えかけて

とあるので投影式のプラネタリウムの中で星に手を伸ばして光を遮って消してしまいそうになるイメージです。

  • 正三角形を求め(ゆりかごをもとめ)

その前までの歌詞から冬だと仮定して冬の大三角*3をイメージしました。こいぬ座プロキオンおおいぬ座シリウス、オリオン座のベテルギウスからなる三角ですが、注目すべきはオリオン座です。

オリオン座の中心には三連星*4があります。そして、ここにはオリオン大星雲(M42)*5があります。このオリオン大星雲は星間物質(星の材料)が非常に豊富で次々に新しい星が産まれる環境が揃っていて星のゆりかごと呼ばれるそうです。

タイトルのTriplanetaですが、triは接頭辞で3planetaラテン語(スペイン語かも)で惑星、ということは拡大解釈をすれば「tri+planeta」=「三連星」ということなので、オリオン座を歌っているような気がします。

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  • ストーリー

この上まではモチーフの話でしたが、妄想したストーリーを読点と句点で区切ってざっくりと並べて。センテンスごとに区切ります。歌詞は載せないので頭に入れるor比較しながら読んでいただけると幸い。

全体通して思ったのは別れを歌った歌なのかなというイメージ。

――恋してた言ならば、

何処でもいいというなげやりな感じ、夜と不安、迷う道もない=迷うことができない、頬を沫つ星彩=涙。

「嘘を叶える」が「幸せ」、珊瑚(すな)が零れる=崩れるイメージ、半分だけ→相手がいなくなったことで半分になった。

「深く」に沈み込む傷になる。

風にのるのは溢れた雨色=涙?の「後悔」、笑顔→砕いた、撥ね返る→その前後で進む向きが変わる。

静歌→別れを歌った歌?がこみ上げる、「季」を廻せAsteroid→自分の立つ星が回って時間が過ぎてしまえと、遠回りには意味が無い→結末が訪れている、それでも悔やんでいるから自分を許すことなかった「秋」の日。

、愛しても負いかけて――

プラネタリウムの光=相手?をつかもうと、近づくと光=相手?は消えかける、それを試し映す光=相手の熱に触れて=思い出し、自分は半分であることを再認識。

朝焼け=プラネタリウムの終わりを待つ。

心が苦しくて掠れた呼吸に、「氷解」の機会はなく、正直な気持ちに触れるほど優しく、作り上げた夢も見失ってしまう。

プラネタリウムの空、見上げた連なる星に自分と相手を重ねてしまって、振り返ることは今からの逃避ではないと、伝えられなかった「冬」の日。

歩き出せば、辿りつける、新たな恋が生まれる場所に。

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ということで、秋に別れ、もだもだして、プラネタリウムに入った冬、それを思い出して、それでも歩き出そうと決意をする、そんな歌なイメージです。

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僕としては星、というのが好きなのでこうした星をモチーフにした歌は好きです。この歌はメロディラインも好きですが、なによりストーリーを推敲しているときが一番楽しかったですねw
大体外れていないようなストーリーだと自負していますが…いろんな意見が聞きたいものです。

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以上、思いついたものをつらつらとまとめてみました。ご意見等ございましたらコメント欄まで寄せていただければ幸いです。

次は#006f86の予定。

そんな感じー。

REVERSUS【旧版生産終了】

REVERSUS【旧版生産終了】