杞憂

さて、足は切り落とすようなこともなかったし、4割の確率にも無事打ち勝ったようです。

うまく行かない確率が過半数ってあれだよね。

そんな不安な思いのたけをぶちまけてしまいました。

「わたしがそんなチンケなこと気にする人だと思ってんなら別だけど」

彼女の言葉は何よりも、力になりました。術の不安も、恐怖も忘れてしまえるくらい。

自分が恥ずかしくなった。

僕は彼女のためになにかしてあげられないのだろうか。そんなふうに思われても迷惑だろうか?

でも…とりあえずは、自分のことをなんとかする。自分が不安になってる分、きっと無理をさせてしまう。

しっかりしなきゃ。