サマーウォーズ

みてきました。

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時をかける少女』の細田守監督が放つ、劇場アニメーションの最新作『サマーウォーズ』。

2006年夏、単館公開からスタートした『時をかける少女』は、口コミでロングランヒットとなり、国内外の映画賞を多数受賞。多くの人に愛される作品となった。あれから3年、『時をかける少女』を手がけ一躍注目を浴びたアニメーション監督・細田守が、満を持して送り出す最新作が『サマーウォーズ』。キャラクターデザイン・貞本義行、脚本・奥寺佐渡子など『時をかける少女』のスタッフが再結集したこの作品は、ふとした事から片田舎の大家族に仲間入りした少年が、突如世界を襲った危機に対して戦いを挑む物語である。


主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。

高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内(じんのうち)家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。
栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。
ひょんな事から巻き起こった世界の危機に、健二と大家族は戦いを挑む…

栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。
そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが…
翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。
「私たち一家でカタをつけるよ!」
栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう!

>あらすじ

「夏といえばスイカと花火と女だろ?」
「スイカと花火で十分だよ…」
小磯健二は高校2年生。
あと一歩のところで数学オリンピックの日本代表になれなかった彼は、友人の佐久間とともに"仮想世界OZ"の世界の中でメンテナンスのバイトをしながら夏休みを過ごしていた。

「ねえ、バイトしない?募集人員、1名なの」
健二と佐久間がぼやいている物理部の部室に、先輩の篠原夏希がやってくる。
「夏希と一緒に田舎に行くバイト」に手を挙げる健二。
彼の夏休みは予想外の方向に向かっていく。

「長野県上田市?」
「大ばあちゃんの誕生会なの」
健二と夏希が向かったのは、長野県上田市にある陣内家。
武家の血筋を受け継ぐ旧家である。
健二はその屋敷の大きさに圧倒され、言葉も出ない。

「小磯健二くん、私のお婿さんになる人」
「ちゃんと幸せにする自信はあるかい?」
陣内家の16代当主、夏樹の曾祖母である陣内栄と対面する健二。
夏希に「話しをあわせるように」と頼まれた健二は、フィアンセとして紹介されてしまう。
すごむ栄に、健二はただ「はい」と返事をするしかない。

「改めてバイトの内容説明するね」
「ムリムリ、ぜった無理!」
栄との対面のあとで、夏希は健二に事情を話す。
「栄えのために恋人の振りをしてほしい」というバイトのないように、健二は無理だと主張するが、夏希に押し切られてしまう。

「健二さんはうちの立派な婿さんだ、私の目に狂いはないよ」
陣内家の夕食の席で、「夏希の彼氏」として紹介される健二。
栄が婿として認めたことで、陣内家の人々も彼を受け入れる。
個性的な親戚の面々を前に、健二は恐縮しきり。

「よぉババア、まだ生きてたか」
「あんた、ご飯食べたかい?」
健二は屋敷の中で迷い、佳主馬という少年と出会う。
そして宴席に戻ったとき、空気は一変していた。
陣内侘助、先代の隠し子と言われる男が現れたのだ。

「ほんとに?、まだ結婚してないの?じゃ彼女は?、彼女は?」
侘助に対して距離を置く陣内家の人々。
その中で夏希だけは侘助との再会を喜び、はしゃいでいる。
夏希の態度の急変に、健二はとまどいを隠せない。

「あ……解けた!」
深夜、眠れない夜をすごす健二に一通の携帯メールが届く。
「解いて」という言葉のほかは、謎の数列だけが記されていた。
健二はそれを数学の問題として考え、答を導き返信する。

「ほら、同じ顔だろ?」
「これは……僕だ!」
翌朝、子供達に無理矢理起こされた健二。彼はTVを見て驚愕する。
一夜のうちにOZが大混乱に陥っていた。そして、その犯人として自分の顔が報道されているのだ。

「あのさ…パソコン借りていい?」
「なんだ、なりすましか」
携帯電話も使えない状態の健二は、PCを持つ佳主馬を探す。
彼のアカウントは全く使えず、OZにアクセス不能となっていた。
佐久間からもらった仮アバターを使い、健二はOZに入っていく。

>仮想世界OZとは?

OZとは? ― What's OZ? ―

OZは世界中の人々が集い、楽しむことができるインターネット上の仮想世界。 人々は自分の分身となるキャラ<アバター>を設定して現実世界と変わらない生活をネット上で送ることができます。
アバターとは? ― What's Avatar? ―

アバターとはOZ上でのあなたの分身です。 服、ヘアスタイル、しっぽなどあなたの思うままに着せ替えできます。 職業についている人は現実世界と同じ権限をアバターが持つことができます。 例えば・・・ 消防士・邦彦さんのアバター → 現実世界の緊急発動令をOZから発令できる 水道局員・和雄さんのアバター → 現実世界の水道管理をOZから行える このようにOZと現実世界は密接につながっているので、アバターが盗まれると、ライフラインも制御不能な状況になってしまいます。 例えば、アメリカ大統領のアバターが盗まれると、核ミサイル発射権限も盗まれてしまうのです。
世界最高のセキュリティ ― The world's highest security system ―

アバターが盗まれる、という事態が起らないよう、あなたの個人情報はOZの世界一高度なセキュリティで厳重に守られています。 リラックスしてこの世界を楽しみましょう。

OZ利用者数 ― How many people? ―
世界中の赤ちゃんからお年寄りまで、10億人以上がアカウントを保有。これは携帯電話の普及率と同じ数に上ります。

アクセス方法 ― How to access? ―

お持ちのインターネット、携帯電話、TVなどから簡単にアクセスできます。
OZでできること ― What can we do? ―

★ ショッピング
世界中のあらゆる音楽、映画、家具、食品、自動車、不動産、旅行プランなど、実際に手に取るように体験できます。
世界の高級ブランド店も出店!
専門店街には世界の様々な高級店が出店しています。そこで購入した洋服はアバターに着せたりすることもできます。

★ スポーツ観戦
アバターを使って自由にスポーツできます。またスタジアムでの観戦も盛り上がります。
佳主馬のアバター、キングカズマはOZの中で格闘技の世界チャンピオン。

★ ビジネス環境も万全!
ビジネス環境のサポートも万全のOZには、世界中のあらゆる企業が支店を出店。
新たにオフィスを構えることも可能です。

★ 各種手続きもOZで!
多くの行政機関や地方自治体がOZに窓口を設置しているので、納税や各種手続きなども行うことができます。
そのほか医療データの管理など、情報の地域格差の生じるような分野でもOZは有効に機能し、都会から離れて暮らす陣内家の面々も、日常的にOZを利用しています。
コミュニケーション方法は? ― How to communicate? ―

OZでは世界中のあらゆる言語が瞬時に翻訳されるので、世界中の人々が会話を楽しむことができます。400万のコミュニティーがあり、気軽にコミュニケーションをとることができます。

OPmovie

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全て公式からの転載です。

ざっくりと感想でも。

想像以上に面白かったです。CVがちょっと残念かなぁなんて思ってたけど、そんなに声も浮いてなく、いい作品だったなぁ。大体110分くらいでしょうかね?全体的にクスっとするところが多く、中だるみなくいいテンポで見られたと思います。

ちょっと気になったのは、夏希がヒロインなんだろうけど、さばさばしすぎていてちょっとひどいなぁって印象が。最初はバイトを頼み、彼氏の真似事をさせ、侘助が来た途端に侘助にべたべたして。

一番ひどいなぁと感じたのは、バイト内容を説明するくだりで「乗り越えられたら、あとは別れたことにするから」
といった旨を伝えたとき。夏希に対して憧れ(が強いのかな?)がある健二に対して、それを直接言ったりするのはなんかなー。なんて思った。

世界観の描写がとてもきれいで、現実世界をちょっとした田舎で親戚一同が集まる大家族、それと同時に存在するOZの巨大な電脳空間。この二つが大きく対照的なのにも関わらず、パソコンを隔てて並列している雰囲気がいい感じに描かれていた。ありがちなネット世界に造詣が深い人と、とりあえずそういうものだとツールとしている人、全く分からない人といった区分もこの世界の並列に協力している気もします。

テーマはよくある感じ、多少急展開な部分もあり、ストーリー展開もある程度は読めてしまうものの、テンポのよさが全体を補った感じ。もうすぐ公開終了かもしれないが、けっこうオススメしたいかと思います。

着物がどうして朝顔にならなかったのか。そこは伏線回収というか…まぁね、OZ内のレアアイテムって話しだったし仕方ないのかもしれないが…

だがしかし、観る前に花札*1のルールを知ってから観たほうがいいです。

俺は一緒に言った友達に、観終わった後でこいこいのルールどころか、花札の札の解説から始めました。

そんな感じー。

*1:こいこい