でも
別に流れるように過ぎていくわけじゃなくて。
心に深く残った思い出は流れに流されるだけではなく誰かと一緒にいたから。だから流れは速くて、楽しかった。
寂しくあまり思い出にもならない時間は一人だったから。時間はゆっくりで、ただ生きていた。
俺自身の感情がイマイチ分からない。
こうして指を動かして、自分のための言葉をつづり続ければ何か見えてくるかと思っていたがそうでもない。
俺は、一人で空いている時間何をしていたのだろう?
本当にギターを弾いていた?ゲームをしていた?本を読んでいた?寝ていた?自然と戯れていた?
依存しているのは分かっている。
お互いのためにならなず、むしろ悪くするものであり、盲目的なもの。ただ、恐ろしいくらいに心地いい。
俺の手の届く世界にあの人はもういない。それは、自分で決断したことであり、双方の合意でもある。
自立することも出来ず、強くもなれず。
しかし、俺は何になりたいんだろう?
まず、自分と話しをするところからはじめようと思う。