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・目指せイカマイスター!

  • 来年1月講習・試験@函館の養成協
  • 函館水産物マイスター養成協議会(北海道函館市)は、イカの生態、流通、加工、料理など、すべてに精通した人を「はこだてイカマイスター」に認定する制度を設けた。

 イカは「函館市の魚」に制定されるなど、函館を代表する水産物。マイスター制度は以下の正しい知識を広めることによって、地域ブランドの強化につなげることを狙いとしている。養成協議会は函館水産連合協議会、函館市内漁業共同組合長連絡協議会、函館商工会議所で構成する。
 函館イカマイスターに認定されるには、養成講習会を受講し、認定試験に合格することが条件。講習会で使用するテキストブックは、北海道大、公立はこだて未来大の教員や函館短大付設調理師専門学校の調理師らが執筆した。「函館市の水産」「イカの生理と生態」「イカの成分」「イカの鮮度保持と有効利用」「イカの調理」など11章からなり、「これだけ本格的なイカに関するテキストは国内で初めて」(函館商工会議所)という。
 函館水産連合協議会会長で、全国水産物商業協同組合連合会会長も勤める藤原厚さんは「広島のカキ、土佐のカツオなど有名な水産物はたくさんあるが、まずは函館のイカ水産物マイスターの第1号として全国に発信したい。このマイスター制度が各地に広まることを願っている」と話している。
 養成講習会は来年1月12〜14日の3日間、北大函館キャンパスなどで開かれる。解剖や調理などの実習もある。認定試験は1月27日。受講・受験料は5000円。定員150人で募集は12月20日まで。
 申し込みは函館商工会議所企画情報課(TEL:0138-23-1181)へ。募集要項は商工会議所のホームページ(http://www.hakodate.cci.or.jp/)に掲載している。

世の中って広いね。